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遠隔で発電量をチェック
通常、小規模の太陽光発電には、液晶画面に発電状況を表示するモニターがついています。今、どれくらい発電しているのか？今日は、どれくらい発電したのかなど、このモニターを見れば一目瞭然なのですが、アパートは自宅と離れている為見ることができません。
幸いにもシャープでは、モニターから発電量をシャープのサーバーにアップして、パソコンやスマートフォンなどから発電状況を見ることができるサービスをしており、これを利用して自宅や遠く離れた会社から毎日発電量をチェックすることにしました。
インターネットへの常時接続方法
モニターからサーバーへ発電状況をアップロードするには、モニターをインターネットに接続しなければなりません。モニターにはLAN端子があり、自宅であれば有線LANのケーブルを接続すればOKですが、アパートではそもそもインターネット回線がありませんから、それはできません。その為だけに、インターネット回線を引くにしても、電話回線の契約をしなければなりませんから、毎月数千円掛かってしまいます。
そこで2012年秋からサービスが始まったMVNO（仮想移動体通信事業者）という格安ネットサービスを使いました。
これなら、月500円程度で使い放題です。速度は遅いですが、データを送るだけなので全く問題なしです。
準備するもの
1.USB接続の通信アダプタ docomo L-02C
スマホと同じ様にクロッシーで接続できるアダプタです。よくパソコンのUSB端子にちょっと大きいUSBメモリみたいなものを挿してインターネットをしている人がいますが、アレです。
通常、単体では売っていない為、ヤフオクで1,500円程度で落札しました。
L-02C以外にもいろいろありますが、L-02Cが古くて値段がこなれており、動作確認も取れているのでお勧めです。
2.USB通信アダプタ接続ルーター I-O DATA DCR-G54/U
USBのアダプタを挿す側の機器です。スマホを持っていれば、テザリングにしてWifiをコンバーターで有線LANにするのと同じことを、このルーター1台がやってくれます。
他にもこのような機器はあるのですが、有線LAN端子がついているところと、AC電源アダプタが付属しているところがベストです。なぜなら、常時電源ONですので、純正電源アダプタなら安心できるからです。
新品でも販売されていますが、使えればよいのでヤフオクで落札しました。
3.MVNO回線契約
docomo L-02Cに挿すSIMを入手しなければなりません。SIMとは、スマホの電池を外すと刺さっているのが見えるアノ白い親指の爪程度のカード状のものです。
MVNO回線を提供している会社はいろいろありますが、一番安いもので良いでしょう。
私は、自分や家族でも使うため、BB.ExciteのSIM3枚コースにしました。
結線とルーター設定
上記の機器を接続したのが下記図です。
ルーターは無線LANもできますが、使わないのでオフにしておきます。
当然、DHCPによる自動IPです。又、接続方法は常時接続にしておきます。
接続要求があってから接続するような設定にしたところ、タイムアウトになってしまうのか接続が切れてしまいました。
サーバーへの登録と接続方法
結線したら回線接続チェックを行うと、「モニタリングID」という番号が表示されますので、書き取っておきます。
ここまで行ったら、販売店に「サービスのお申し込み」を行うのですが、手順は自分でも出来る程簡単です。
ログイン用のWebから、機器保証書の下のほうに書いてある発行番号とパスワードを入力し、、先ほどのモニタリングIDを入れれば機器との関連付けが行われます。他、住所や連絡用のメールアドレスを登録すれば終了です。
サーバーへの登録が終了すると、シャープから郵便でログイン、パスワードが送られてきます。
届いたら、発電状況が見られるようになっています。
尚、発電状況のサーバーへのアップは１日に4回で、アップ時刻は最初に接続した時に割り当てられるそうです。
尚、モニター内での発電量情報は90日間保持され、押し出し式で消去されてゆくそうですので発電開始から90日以内に登録したいものです。
モニターのファームウェアアップデートや時刻修正もサーバー側から配信されるとの事です。
又、機器にエラーが発生した時は、シャープから電話で異常を知らせる連絡が来ます。
このサービスは、無料で機器の引渡しから15年間利用できますので、お勧めです。